我が家の家庭菜園、今年も冬野菜豊作
約40年前に山を切り開いた高蔵寺ニュータウンの藤山台に引っ越してきた。当時地面は小石混じりの赤土で痩せた地面であった。庭に8畳程度のスペースが空いていて雑草が生い茂っていて、何となくここに菜園ができれば各種の野菜の収穫が楽しめると思い菜園を作り、以来四十数年夏野菜、冬野菜を作り続けている。こんな狭い土地で同じ野菜を作り続ければ連作障害が発生すると思われるが、何故か(陽当たりがいいからか、発酵生ゴミを堆肥として与えているからか、雑草と一緒に育てる自然耕法のお陰か)毎年信じられないほどの立派な野菜が収穫できる。
今は大蕪、小蕪、大根が食べごろとなった。
勿論無農薬栽培で、大根の葉(菜飯、ジャコと油揚と炒め、お浸しなど)大蕪の葉(一夜漬け)、小蕪の葉(味噌汁の具、雑煮、お浸し)も美味しくいただいています。また家庭菜園でなければ味わえない、双葉、三つ葉の頃の抜菜の御浸しも楽しみの一つです。
白菜も市場で売っているものより一回りも大きく一個で白菜漬け、鍋に使っても一週間では食べきれない。
白菜漬け、カブラの千枚漬けは酒の供にも活躍しています。
今大根は厚く切りおでんにするのが一番美味しいです。
散る桜 残った桜も 散る桜
良寛の有名な句です。なぜか最近は桜の季節になると桜の花を歌った寂しさが漂う短歌が頭の中で去来する。思えば下名、すでに人生の青春、朱夏、白秋をとっくの昔に通り過ぎて玄冬に至っている。寂しさを感じるのも当然か?
今年は近くの神社仏閣の桜を沢山写したのでその一部を紹介。
国の重要文化財 金色誕生釈迦仏立像(奈良国立博物館にて常設展示)がある。
600年前の室町時代から栄えた。枝垂れ桜と池の鯉の調和が素晴らしい。
花誘う 嵐の庭の 雪ならで 降り行くものは 我が身なりけり 入道前太政大臣
花のいろは うつりにけりな いたずらに 我が身世にふる 眺めせしまに 小町
長誓寺(愛知県一宮市)
本堂は名古屋城三の丸にあった尾張藩の重臣、渡辺半蔵の書院を移築したもの。樹齢200余年の枝垂れ桜で有名。根周り3.3m、高さ10m、枝張り東西、南北約10m
明日ありと 思う心の あだ桜 夜半に 嵐の吹かぬものかは 親鸞
ねがわくば 花の下にて 春死なむ その如月の 望月のころ 西行
圓福寺(愛知県 春日井市)
天台宗養老七年(732)開創と伝えられる。本堂本尊阿弥陀如来、観音堂本尊十一面観世音、山門には木造仁王像があり。
行きくれて 木の下影を 宿とせば 花や
今宵の 主人ならまし 平家物語 忠度
坂下神社(愛知県春日井市)
文禄元年創立
御祭神 譽田別命(ほんだわけのみこと)
世の中に 絶えて桜のなかりせば 春の心は のどけからまし 業平
内々神社(愛知県春日井市)
景行天皇の御代日本武尊が日本全国平定に東国に出かけた帰り道、下街道(信州から東海道に出る為)を通りこの地に差し掛かった時、副将軍(尾張地区の祖、建稲種命)が駿河の海で水死した報を受け嘆き悲しみその霊を祀ったのが始まりと伝わる。
敷島の 大和心を 人と問わば 朝日に匂う 山桜花 本居 宣長
国府宮(こうのみや)裸祭り
全国に数ある裸祭りの中でも一二を争う勇壮な祭りで、裸男の激しい揉み合いで死者が出る年もある。
毎年旧暦1月13日に愛知県稲沢市の尾張大国霊(おわりおおくにたま)神社の難追(なおい)神事で尾張三大奇祭の一つ。
朝から沿道には百店以上のの露天商が軒を並べ賑わう。
奉納された大鏡餅
3時過ぎると各町内から難払いの願いを包んだ笹(竹)を担いだ下帯(褌/ふんどし)一つの裸男が神社を目指し練り歩いて笹を奉納する。
四時ごろになると難追殿の前に裸男が集まり始め神男(その年選ばれた世の難を一身に背負う)の登場を待つ
4時半ごろになると正門から神男が数人の護衛に護られ登場すると数百人の裸男が神男に触って厄を落とそうと殺到する。そのすざましさには圧倒される。肌が擦れ合い捲れないよう水をふりかけるがすぐ水蒸気(湯気)となって立ち込める。
冬牡丹満开
先週2/6に徳川園の冬牡丹を見に行きました。冬牡丹と寒牡丹を区別なくこの寒い時期に咲く牡丹に使うこともあるが、使い分ける時は、一般に冬牡丹は春咲く牡丹を温度を上げ暖かくしたところで育て早く開花させ、開花したら霜覆いなどを施し展示する、一方寒牡丹は牡丹の変種の一つで寒中に小型の花を咲かせる(少し葉が少しみすぼらしい)。
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今徳川園で展示されているのは冬牡丹で2月中旬まで見られます。
今年は暖かく美しい容姿を生き生きと誇らしげにしている姿を堪能することができた。
梅一輪一輪ほどの暖かさ
1月の末日まだ梅の花の鑑賞には少し早いのですが、近くの東国山フルーツパークの梅林に梅の花を見に行きました。
梅一輪一輪ほどの暖かさ この俳句が思い浮かびました。
未だ殆どが蕾でしたが1割ぐらいの開花が見られました。
寒さの中、春の花々の開花に先駆けて咲く梅の花はとてもいじらしく思われます。
タイトルの俳句は誰もが一度は聞いたことがあると思います。芭蕉の門人で服部嵐雪の歌です。この歌はふた通りの解釈があります。
一つは 一輪ほどのわずかな暖かさ
もう一つは 一輪咲くごとに少しずつ暖かくなる というものです
私が先日梅を見に行った時感じたのは最初の解釈でした
私は嵐雪に着いて知識なかったので調べたら下記のごとき有名な句も残していた
布団きて ねたる姿や 東山
名月や 煙はひ行く 水の上
この下に かく眠るらん 雪佛(この句は師匠芭蕉の墓を冬訪れた際詠んだ歌)
そんな中で他の梅に先駆けて満開になった梅がありました。蝋梅(ろうばい)です。中国原産で十七世紀日本に朝鮮半島経由で渡来した。花の色感触が蜜蝋のように見えるのでこの名がついた。甘い良い香りを放つ。
青空に芳しい香りを放っていました。なぜか蝋梅の花は遠慮がちにすべて下を向
て咲いていました。
梅苑の中で他の花も見つけました!何の花かわかりますか?
梅の花に似ていますがお茶の花です
これは四季桜で、もう満開でした。
野鳥(小鳥)の撮影
鴛鴦の撮影に出かけた際、鴛鴦の出現を待っていたら、林の中から小鳥のさえずりが時々聞こえてきた。さえずりの正体を撮影しようと鳴き声を頼りに繁みを覗いたが小さくて姿が見つけられない。少し目が慣れてきてやっと見つけるが小さい上、敏捷な動きで撮影は至難の業であった。600mmの望遠レンズで何とか姿を捉えた。
ヤマガラ 全長15センチぐらい、青みがかった灰色の背、羽、栗色の腹、クリーム色の頬が特徴
ルリビタキ 全長 15センチの小鳥
瑠璃色の背、羽、尾、オレンジ色の脇腹、目先が白いのが特徴
瑠璃色をした仲間にオオルリ、コルリがいるがいずれも顔又は羽が黒いので区別できる
メジロ 全長18センチ程度の小鳥
目の周りが白いのですぐわかる