鴛鴦(おしどり)の北帰行始まる
毎年11月後半から3月中旬迄、奥三河の設楽郡(しだらぐん)にある子供歌舞伎で有名な田峰観音(だみね)の近くにある山紫水明の地(オシドリの里)に百羽以上のオシドリの群れがシベリアや中国黒竜江省から飛んできて日本の冬を過ごす。今年もその地に撮影に出かけた。
鴛鴦はとても臆病な鳥で人影や動物の気配、物音で直ぐ飛び去ってしまう。今年は鴛鴦が北帰行に入る直前3月初旬に撮影に出かけたので、長距離飛行に備え十分な腹拵えをするため餌を取るのに専念していてか(?)警戒心がいつもより緩慢なようで、遠く(100から50m)からのシャッター音では逃げ去らず、ゆっくり撮影を楽しめた。
鴛鴦はカモ科の鳥で鴨の群れと行動を共にしていることが多い。今回遭遇できた群れは50羽位であるがうち半分以上は鴨(真鴨、小鴨)である。
真鴨の雌を追うオシドリの雄
鴛鴦と鴨の雄は色と模様で簡単に判別できるが、鴨と鴛鴦の雌は判別しにくい。
仲間を見張る鴛鴦
上の二枚の写真には鴛鴦の雄雌、鴨雄雌が写っています。どれか判別できますか?
ヒント 鴨は嘴が長く先がフラット
鴛鴦は目の周りが白く、嘴が短い