梅一輪一輪ほどの暖かさ
1月の末日まだ梅の花の鑑賞には少し早いのですが、近くの東国山フルーツパークの梅林に梅の花を見に行きました。
梅一輪一輪ほどの暖かさ この俳句が思い浮かびました。
未だ殆どが蕾でしたが1割ぐらいの開花が見られました。
寒さの中、春の花々の開花に先駆けて咲く梅の花はとてもいじらしく思われます。
タイトルの俳句は誰もが一度は聞いたことがあると思います。芭蕉の門人で服部嵐雪の歌です。この歌はふた通りの解釈があります。
一つは 一輪ほどのわずかな暖かさ
もう一つは 一輪咲くごとに少しずつ暖かくなる というものです
私が先日梅を見に行った時感じたのは最初の解釈でした
私は嵐雪に着いて知識なかったので調べたら下記のごとき有名な句も残していた
布団きて ねたる姿や 東山
名月や 煙はひ行く 水の上
この下に かく眠るらん 雪佛(この句は師匠芭蕉の墓を冬訪れた際詠んだ歌)
そんな中で他の梅に先駆けて満開になった梅がありました。蝋梅(ろうばい)です。中国原産で十七世紀日本に朝鮮半島経由で渡来した。花の色感触が蜜蝋のように見えるのでこの名がついた。甘い良い香りを放つ。
青空に芳しい香りを放っていました。なぜか蝋梅の花は遠慮がちにすべて下を向
て咲いていました。
梅苑の中で他の花も見つけました!何の花かわかりますか?
梅の花に似ていますがお茶の花です
これは四季桜で、もう満開でした。